外壁塗装は大切な住まいを維持するために機能的な面で必要です。しかし、外壁塗装の意味はそれだけ
ではなく、外観をがらりと変えて住む人の気持ちをリフレッシュしてくれる効果があります。
数年、あるいは十数年に一度は行わなければならない外壁塗装を「前と同じでいいや」と簡単に考えるの
ではなく、周囲との調和、家のデザインとのバランスなどを考慮して、外壁を着替える感覚で色に変化を
持たせるのも大切な家を長く楽しむコツなのではないでしょうか。
自宅の壁の種類を知っていれば、その風合いや特徴によって色も決めやすいでしょう。
セメント等で練り上げたモルタルをコテによって仕上げ、その上に塗装を
吹き付けた外壁で、ヒビが出やすいのが特徴です。模様には以下のような
種類があります。
・吹付タイル塗装…なめらかな仕上がりで塗料の使用量も少なめ
・リシン…砂壁状で塗料の吸い込みが多く使用量が多くなります
・スタッコ…凹凸の多いスタッコは塗料の量が非常に多く吹きつけタイルの
約3倍必要で、作業的にも手間と時間がかかります
アルミ、スチール、セメント系など様々なサイディングボードによる外壁も
今や主流です。こちらもボード自体の再塗装とつなぎ目の目地のシーリング剤の交換が必要となります。
これらの外壁も再塗装によって長くきれいに保つことが可能です。
トタンには金属塗装、板張りには木部用の塗料を用います。
クギ浮きやサビの発生が起こりやすいのが特徴です。
塗料の種類を紹介していきます。外壁塗装に用いられる塗料の種類は代表的なものが4つ。
「アクリル塗料」「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」があげられます
4種類は耐久性が異なります。
●アクリル樹脂塗料
安価で幅広く使われていますが耐久性はそれほど高くありません。
●ウレタン樹脂塗料
アクリル樹脂より約1.5倍耐久性があり、耐用年数は10〜15年といわれています。
●シリコン樹脂塗料
耐久性、耐熱性に優れ、ウレタン樹脂塗料よりも更に高い耐久性があります。
色落ちや白化、ひび割れの原因になる紫外線に強いのも特徴です。
また塗膜の表面の汚れの原因である油性物質を雨水で洗い流すこともできます。
●フッ素樹脂塗料
高耐久性を期待できる塗料ですが、高価なことが難点です。
耐久性や機能によって「アクリル→ウレタン→シリコン→フッ素」の順でグレードが存在します。
現在では、アクリル塗料はあまり使われなく、最もバランスのいいシリコン塗料が人気です。
また、塗料には様々な外壁に対応するために機能が付加されているものがあります。
モルタルに発生するヒビ(クラック)に対応するのは「弾性塗料」です。外壁にヒビが発生している
場合、塗装によってこれを埋めてやる必要があるのですが、弾力を持った弾性塗料がこれに適してい
るのです。
外壁にカビが発生している場合には、「防カビ剤入りの塗料」。
汚れが気になる外壁には汚れをつきにくくする「防汚塗料」などがあります。
>>サイディング壁の塗替え(シーリングのメンテナンス)
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